借金の返済の時には注意しなければならない遅延損害金の恐怖!

身近になったカードローン

景気の低迷に伴い現在では個人に向けたカードローンなどの商品は以前と比較してより積極的に提供されるようになりました。そしてその提供元も以前は消費者金融が中心となって貸し付けを行っていましたが今では多くの銀行が個人向けのカードローンの提供を行っています。より身近になったカードローンですが今後はその分トラブルも抱える危険性があります。

金利は低くなった

古くから曖昧に設定されていたダブルスタンダードの上限金利の設定が今では明確になり、依然と比較するとカードローンの金利も低くなっています。現在の金利であれば返済していく上で「一生かかっても払いきれない」という状況は改善され、利用者にとっては使いやすくなったことは事実です。

遅延損害金は非常に危険

しかし返済が滞れば適用される金利は通常の金利ではなく「遅延損害金」と言われる金利を加算したものを返済していくようになります。返済が遅れることは入金のタイミングなどによっては仕方のないことかもしれませんが、支払いの遅延が慢性化してしまえばそこには以前と変わらない「一生かかっても完済されることのない借金地獄」が待ち構えています。

18%なら8年

仮に100万円を年利18%で借りていた場合の簡単な返済のシミュレーションをしてみましょう。毎月2万円ずつ返済を行っていれば完済はおおよそ8年ほどです。それでも長い期間になりますが完済できるだけでも良いでしょう。ただしこれは返済のみを行った場合の数字だけの簡単な計算です。急に追加の借り入れがあった場合などは更に期間は伸びていくことになります。

25%で支払っていくと…

この支払いが慢性的に送れてしまい、常に遅延損害金が加算されるようになってしまうとどうなるのでしょうか。同じく100万円ですが遅延損害金を年利25%として計算してみましょう。これも同様に簡単な計算で追加の借り入れなどは考えない計算です。その結果はなんと「返済不可能」。月日を重ねるごとに借金は増えていく結果になります。

そういえば昔はこの金利だった!

このように考えると遅延損害金は非常に恐ろしいということはもちろん、過去の金利は利用者にとって非常に負担の大きいものであったことも良く分かります。借金をするのであればできるだけ低金利で借り入れを行い、遅れることなく支払いを継続していくということが非常に大切になってくるのです。

借金の裏ワザ

確かに借金は毎月利息のみを入金していき、元金は死ぬまでそのままにしておくと言う方法もあります。古い昔にはこのような貸し付けも極々一般的に行われていました。しかしそこには過剰な取り立てや悪質な延滞などに発展しないような人と人とのコミュニケーションが充分に行われていたことが考えられます。今現在のように乾いた貸借の関係の中では支払いが遅れれば容赦なく損害金を請求されることになるでしょう。

遅れれば一生を棒に振ることも

そうなれば8年で完済できたはずの借金が永久に完済できなくなるのです。今では返済にも多くの方法が用意されています。完済を考え、できるだけ早くそれを達成したいと思うのであればできるだけ大きな金額を返済し、できるだけ短期間で返済を終わらせることを中心に返済を進めていく必要があると言えるでしょう。

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