派遣で働いている人がカードローンを申し込むときに注意するポイント

非正規雇用は増加の一途を辿っている

非正規の雇用が増加して来ている現在では、正社員ではなく敢えて派遣社員や契約社員として働くことを選択する人も、止むを得ず正社員以外の勤務形態を選択する人も増加の一途を辿っているのが現状でしょう。正社員とあまり変わらないような環境で働けている人もいれば、正社員と比較するとあまり良くない条件で働いている人も多いのではないかと思います。

派遣社員に大切な「派遣元」と「派遣先」の違い

いずれにせよ生きていく中でお金を借りる必要が出てくることもあります。非正規雇用の中でも派遣社員の場合にはカードローンなどでお金を借りる時に注意しておかなければならないところがあります。それは、申込書に記載する「勤務先」についてです。では、どのような部分に注意しておく必要があるのでしょうか。

今ではカードローンなどの申し込みの際には多くの場合、申込書に「正社員」や「アルバイト」という選択肢に加えて「派遣社員」という選択肢も記載されている場合がほとんどです。そしてこの場合には「派遣元」と「派遣先」を記入することになります。ここまでは一般的な派遣社員であればどちらにどこの会社を記入したらよいかは分かっている場合がほとんどでしょう。

念のために説明を行うのであれば、「派遣元」には自分の勤務している派遣会社を記入することになります。そして「派遣先」には自分が派遣されている会社、つまり勤務している場所を記入することになるでしょう。これをしっかりと把握して記入しておこなければ、後々思いもよらないようなトラブルに発展する可能性も秘めています。

在籍確認がどちらで行われるか確認しておこう

そして最も大切なのはその申し込みの時の「在籍確認」の電話連絡先です。前述の申込書のように「派遣元」と「派遣先」を記入するようになっているような場合にはほとんどの場合、在籍確認を「派遣元」に電話連絡をして行うのか、それとも「派遣先」に電話をして行うのかも選択できるようになっています。自分の在籍確認で都合のよい方法を選択できるようになっているのです。

注意しなければならない項目のまず一つ目はこの選択項目がない場合です。在籍確認を派遣元に行うのか、派遣先に行うのか明示されていない場合には申し込みの時点でどちらに行うかの確認が必要でしょう。この時点でどちらに連絡をするかが明確にされていない場合、唐突に派遣先に連絡をされて居心地の悪い状況になってしまうようなことも考えられます。

在籍確認ができなければ審査は通らない

更に、派遣元で在籍確認を対応してくれるかどうかを確認することも重要です。派遣元に在籍確認をするようにお願いしていたものの、実際に派遣元に電話連絡をすると「在籍確認には対応していない」と言われることもあります。派遣元には多くの派遣社員が登録しているので在籍確認をしていないということも理解はできますが、派遣元に連絡をするように願い出ていて派遣元で確認が取れないようであれば最終的に審査が否決になることも考えられます。

あらかじめ相談しておくことも重要

もし仮に派遣元で在籍確認を行うとしても、派遣先で在籍確認を行うとしても、担当者にそのことを伝えておくことが望ましいと言えるでしょう。あらかじめ伝えておけば可能かどうかも含めカードローンの提供元に相談することで時間帯や担当者の呼び出しも指定することが可能になります。派遣社員の場合には特にこのような下準備が重要になってくるのです。

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